その他:質問一覧

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  • 医療費

がん治療は高額になると聞きます。抗がん剤は健康保険の適用になりますか。

がん治療には、手術療法(外科治療)、薬物療法(抗がん剤治療、ホルモン治療)、放射線療法があり、これらの治療費は国民健康保険など公的医療保険が適用されます。負担割合は、加入の健康保険によって1割~3割程度と異なります。
今回、ご質問の抗がん剤は保険の適用になるかについてですが、標準治療として許可されたものであれば、保険適用の抗がん剤であると考えられます。

保険が適用されない治療には、最新の治療、新しい薬や医療機器を用いた治療などがあります。そのような治療をおこなう場合には、主治医から事前に説明がされると思われます。

さらに、医療費が高額になった場合には、その負担を軽くする高額療養費制度があります。高額療養費制度については、ご加入されている健康保険組合、協会けんぽ、または市町村の窓口などにお問い合わせください。

  • 医療費

高額療養費制度と手続きについて教えてください。

高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払った額が、1ヶ月(暦月:1日から末日まで)単位で一定額を超えた場合に、その超えた金額分を健康保険から支給する制度です。自己負担額の上限は、年齢や所得に応じて異なります。

ただし、対象となるのは保険診療の適用となる「治療費」についてです。差額ベッド代や、入院中の食事代などは対象外となります。また、先進医療にかかる費用などの保険外診療(いわゆる自由診療)は、高額療養費制度の対象に含まれません。

手続きについては、あらかじめご加入の健康保険組合、協会けんぽ、または市町村(国民健康保険・後期高齢者医療制度)などに申請をして、限度額適用認定証(認定証)を発行してもらいます。認定証を入院時などに医療機関の窓口に提示することで、窓口での支払い額が上限額で済みます。
もし認定証がない場合は、医療機関窓口でいったん全額を支払うことになりますが後日、ご加入されている健康保険から高額療養費として支給されることになります。医療費の支払い自体は、事前に認定証の手続きした場合と同様、上限額に留まります。

詳しくは、お手元の保険証の発行元などにお問い合わせください。

  • 医療費

最新でベストな治療を受けたいと思っています。先進医療について教えてください。

費用についてはどのくらいかかるのでしょうか。また、どうすれば受けられますか。

先進医療とは、先進的な新しい治療や手術で、ある程度実績があり確立され、国が認めた技術を指します。

費用については、先進医療は保険診療外となります。つまり、先進医療にかかる費用(技術)については全額自己負担となります。ただし、先進医療は保険診療との併用が認められており、診察・検査・投薬・入院料など通常の診療と共通する部分については保険診療の対象となります。

ご質問にある「どうすれば受けられるか」についてですが、ご本人の希望が前提となることはもちろんですが、先進医療には適応となる病気や状態が決められています。そして、先進医療の適応となるかどうかは、医師によってその必要性と合理性を認められた場合となります。
疾患の種類や状態によっては先進医療の適応とはならない場合もありますので、まずは治療を受けている医療機関の医師にご相談ください。

また、先進医療を受けられる医療機関は、その医療技術の有効性と安全性を確保するために、国が医療技術ごとに一定の施設基準を設定しており、その施設基準をクリアした保険医療機関だけに限られています。
先進医療の種類や実施施設の最新情報については、厚生労働省の公式ホームページで確認することができます。

  • 医療費

難病の診断をうけました。医療費負担について教えてください。

国から補助などがでるのでしょうか。医療費負担が軽くなるのでしょうか。

難病とは、原因が不明であって治療方法が確立していない疾患です。このうち国が定めた基準に該当する疾患を指定難病といいます。
ご心配されている難病がこの指定難病の場合、負担の軽減を図ることを目的として「難病医療費助成制度」が設けられています。収入(所得税課税年額)や患者が生計中心者かどうかなどの条件によって、月額の限度額が定められています。

助成の対象となるのは、医療保険によるサービスのうち、特定医療費受給者証に記載された病名を治療するために受けた診療・調剤・訪問看護などであり、月額自己負担限度額を超えて支払った部分に対してです。
もともと介護保険を利用していた場合、介護保険サービスでは医療に関わるサービス(介護保険の訪問介護や訪問入浴などは含まれません)も助成の対象となります。

難病支援は各都道府県の担当課、保健所が窓口となりますので、ご相談されることをおすすめいたします。

※2015年現在

  • 専門用語

「確定診断」とはどういう意味ですか。

まず、診断とは病気のおこり方や症状、診察した結果、各種の検査結果などから導きだされる病状のことをいいます。これは、病名そのもののこともあれば、からだの中でおこっている状態をいう場合もあります。その段階で考えられる病名や病状は、ひとつに絞ることができないこともしばしばあります。もっとも可能性が高いのはコレだが、ほかにはこういう状態も考えられるし、まれにではあるがこんな病状も否定できないというケースもあります。それらの可能性の中で、ある特別な症状があればこの病気に間違いないとか、細胞を顕微鏡で観察して、こういう形を呈しているので、ほかの病気ではなくこの病気である、と断定できれば、それは押しも押されもしない確かな状態、それが“確定診断”です。

  • 専門用語

「保存療法」とはどういう意味ですか。

“保存”とは、そのままの状態を維持していること、つまり現状維持をいいます。保存療法とは、病巣を取ってしまうことはせず、飲み薬や塗り薬や注射薬などを用いて治療する方法のことです。わかりやすい例をあげると、昔は、胃潰瘍がみつかったら、手術で胃を取ってしまう治療が頻繁におこなわれました。この場合、胃はなくなりますから現状維持ではありません。その後、医学の進歩により、胃は取らなくても、内服薬による治療ですっかり元どおりに治すことができるようになりました。これが“保存療法”です。また、手術で切除することができないがんに、抗がん剤(抗悪性腫瘍薬)や放射線療法を組み合わせて“保存的”に治療するという場合にもこの言葉が用いられます。

  • 専門用語

「所見」とはどういう意味ですか。

所見とは、漢字の順番を逆にすると、文字どおり、“見たところ”となります。そのとおりで、“見た事柄”とか“見たところのこと”という意味です。
一般的にいう“見た”は、目で見た場合は“見た”、診察した場合は“診た”という漢字が用いられることが多いでしょう。医学的には、からだを診察した場合は“身体所見”、血液検査の結果は“血液検査所見”、エックス線検査やCTや超音波などの画像がある場合は“画像所見”というように用いられます。

  • セカンドオピニオン

乳がんと診断され、セカンドオピニオンを受けようか悩んでいます。

セカンドオピニオンとは、どのようなものですか。

セカンドオピニオンとは、主治医以外の医師に診断や治療方針などについて意見を聞くことで、納得して治療を受けていただくための方法です。

基本的には、診断結果や治療方針に疑問がある場合には、まず改めて主治医に相談しましょう。その上で、別の医師の意見も聞いてみたいと思われる場合には、セカンドオピニオンを検討します。

セカンドオピニオンを希望される場合には、主治医にその旨を伝え、病状や経過を記載した紹介状、検査データ、レントゲンやCTなどの画像データ、病理報告書等を揃えていただきます。 主治医に言いにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的にセカンドオピニオンを嫌がるお医者さんはいませんのでご安心ください。

次に、意見を聞きに行きたい医療機関の「セカンドオピニオン外来」を予約します。 セカンドオピニオン外来は保険適応になりませんので、自費診療となります。金額は医療機関によって異なりますので、予約の際に確認しておくとよいでしょう。

当日は、可能であればご家族の方と一緒にお話を聞いていただくと、ご安心かと思います。

セカンドオピニオンで主治医の方針と異なる結果がでても、まずは主治医とその結果についてご相談ください。その上で、どの病院で今後治療をおこなっていくのかを納得いくまでお話しいただければと思います。

  • 健康管理

朝ごはんを食べた方がとよいといいますが、どうよいのでしょうか。

朝ごはんを食べる習慣がありません。

ごはんは、おなかを満たすだけではありません。考えたり、からだを動かしたり、からだをつくったり、私たちの生きていく上での大切なエネルギー源です。
そんな「ごはん」を朝に食べるメリットは、以下のようなものがあります。

・朝から活動するために必要なエネルギーが脳に供給され、集中力や記憶力がアップし、仕事や勉強がはかどります。
・からだも活動する上で大切な栄養素やエネルギーを補給でき、午前中から活動できるからだの状態がつくれます。
・朝ごはんを食べることにより、大腸が動き始め排便を促します。

もしも朝ごはんを食べなかった場合、前日の夕食から当日の昼食までエネルギーや栄養が補給されず、絶食の状態になります。
エネルギーや栄養不足で集中力は落ち、疲労感やだるさを感じやすくなります。
また、そのような生活習慣を続けることにより、からだも飢餓状態となり「蓄えやすく、消費しにくい体質」になってしまいます。
加えて、欠食により1日の食事回数が少なくなると、空腹感が強くなるため1回の食事量が多くなり、食事以外の間食も増えることもあって、肥満につながる場合もあります。

今まで朝ごはんを食べる習慣がない方や、時間がないといった方は、牛乳1杯、おにぎり1個などから始めてみるなど、それぞれのライフスタイルにあわせた工夫をされてはいかがでしょうか。

  • 健康管理

豆乳と牛乳の栄養には、どのような違いがあるのですか。

たんぱく質とカルシウムを多くとりたいのですが、豆乳は牛乳の代わりになりますか。

豆乳は植物性で、コレステロールを含まず低エネルギー(脂質量は牛乳の約1/2)、たんぱく質量は牛乳の約1.1倍と若干多く、ビタミンEや鉄(牛乳には含まれない)、銅、食物繊維などが牛乳に比べ多く含まれています。

牛乳は動物性で、カルシウムやビタミンA(豆乳には含まれていません)、ビタミンB2、ビタミンB12、ビタミンD、コレステロールなどが豆乳に比べて多く含まれています。

それぞれに含まれている栄養素の量は異なりますので、「豆乳と牛乳、どちらが優れているか」ということではなく、ご自分の目的に合わせて選ぶことをおすすめします。
・牛乳を飲むとおなかがゴロゴロする方や、脂質は控えてたんぱく質・鉄をとりたい場合は豆乳がよいでしょう。
・豆乳の香りが苦手な方、骨を丈夫に保ちたい・吸収率のよいカルシウムをとりたい場合は牛乳がおすすめです。

ご質問にある、「豆乳は牛乳の代わりになるか」についてですが「カルシウムをとりたい」という目的の場合、同じ重量では豆乳には牛乳の1/7量しかカルシウムが含まれないので代わりにはなりません。しかし、豆乳でなく豆腐(もめん)であれば、牛乳とほぼ同量のカルシウムがとれます。
一方で、「たんぱく質をとりたい」という目的の場合は、ほぼ同程度のたんぱく質がとれるので代わりになるといえます。

食材はそれのみ単品で食べることは少なく、他の食材と一緒に食べることで不足している栄養素を補い合います。かたよりなく、色々な食材を使った食事をとることがおからだを健康に保つポイントになっています。

※参考:食品成分表2015

  • 健康管理

野菜ジュースは野菜の代わりになりますか。

結論からお話ししますと、野菜ジュースを飲むのは野菜を食べる代わりにはなりません。

市販の一般的な野菜ジュースの栄養成分としては、ある程度のビタミン・ミネラル類は摂れますが、食物繊維はほとんど含まれないものがほとんどです(最近は食物繊維を含むタイプの野菜ジュースも市販されています)。野菜ジュースを飲んでいるから野菜は食べないとなると、ますます食物繊維不足に拍車がかかってしまいます。

また、液体では「噛む」機会が減ってしまいます。
野菜をよく「噛む」という動作により、唾液の分泌が促され、消化機能を助け、虫歯の予防や免疫力の向上にも役立つともいわれています。

何らかの理由で野菜が摂れない場合に、ジュースを利用されるのは摂らないよりもよいと思います。しかしながら、野菜とイコールではありませんので、選べるのであれば、食事の形で野菜を召し上がることをおすすめいたします。

  • 健康管理

玄米と白米に含まれる栄養には、どのような違いがあるのですか。

玄米は、もみがらを除いたもので、米にぬか層と胚芽が残っています。
そのため玄米は、白米(精白米)よりも、たんぱく質(約1.1倍)、脂質(約3.3倍)、ビタミンB1(約8倍)、ビタミンB6(約10倍)、ナイアシン(約14倍)、ビタミンE(約5倍)、マグネシウム(約7倍)、鉄(約6倍)、食物繊維(約4.6倍)などが多く含まれています。
玄米は表皮が硬いため炊飯に時間がかかり、消化はあまりよくなく、独特の風味・噛みごたえがある、などの特徴があります。

精白米は、精白時、玄米のぬかと胚芽のほとんどを取り除いているので、上記の成分が少なくなりますが、消化はよくなり、クセのない味で食べやすくなっています。

精白米・玄米のほか、胚芽米もあります。
胚芽米(胚芽精米)は、特殊な精米技術でぬか層を取り除き、胚芽部分を多く残した米です。見た目も味も精白米に近い米です。栄養成分は玄米と精白米の中間くらいにあたります。

成分の量だけを比べると玄米が優れているように感じますが、栄養的には十分とはいえません。栄養は「米」からだけとるのではなく、ほかの「おかず(主菜や副菜)」からとりいれることも大切です。米の特徴をふまえたうえで個人の目的に合わせて、玄米・精白米などを使い分け、食事全体の栄養のバランスを整えましょう。

例えば、離乳期の赤ちゃんや幼児期の子供、胃腸が弱く消化吸収力が弱い方、体力が落ちているときなどには玄米よりも、消化のよい精白米がおすすめです。
ダイエットを意識されている方、メタボリックシンドロームが気になる方、偏食や栄養バランスが気になる方などには玄米が向いていると考えられます。

※栄養素量は米を炊いた「ごはん」の数値  参考:食品成分表2015

  • 健康管理

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸とどう違うのですか。

脂肪酸はどちらも脂質の構成成分です。
脂質とは、食品に含まれる油脂のほか、私たちのからだにおいては、おもにコレステロールや中性脂肪のことを指します。脂質はエネルギー源であると同時に、細胞を形づくり、ホルモンをつくるもとになる、からだにとって大切な栄養素です。
この脂質は、どんな種類の脂肪酸が、どのくらい含まれているのかによって性質が異なります。脂肪酸は大きく「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分けられます。

1.飽和脂肪酸

飽和脂肪酸は常温で固体の油脂(バター、ラード、ショートニング、マーガリンなど)や脂身の多い肉類、洋菓子、スナック菓子、ヤシ油などに多く含まれていています。多くとり過ぎてしまうと、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させ、脂質異常症や動脈硬化を引きおこす原因になることが知られています。

2.不飽和脂肪酸

不飽和脂肪酸は主に常温で液体の油脂(オリーブオイル、紅花油、コーン油、なたね油、紅花油、ひまわり油、ごま油、えごま油、魚油など)に多く含まれています。さらに、不飽和脂肪酸は「一価不飽和脂肪酸」と「多価不飽和脂肪酸」に分けられます。

1)一価不飽和脂肪酸

一価不飽和脂肪酸を多く含む代表的なものにオリーブオイルがあります。一価不飽和脂肪酸は多価不飽和脂肪酸よりも酸化されにくく、多価不飽和脂肪酸と同様に血中コレステロールの低下作用があります。

2)多価不飽和脂肪酸

多価不飽和脂肪酸は体内で合成することができず、食品からとる必要のある脂肪酸で、さらに、「n-6系」と「n-3系」に分かれます。

① n-6系

n-6系にあたるのはリノール酸やアラキドン酸で、食品ではコーン油や大豆油、ごま油、菜種油などに多く含まれます。適切な量をとることによって、血中の過剰なコレステロールを低下させる働きがありますが、とり過ぎてしまうと、HDLコレステロール(善玉コレステロール)の値を下げたり、体内の炎症や動脈硬化を促進したりするため、とり過ぎには注意が必要といわれています。

② n-3系

n-3系にあたるのはα-リノレン酸やEPA、DHAで、食品ではえごま油や亜麻仁(あまに)油、青魚に多く含まれています。中性脂肪の低下や炎症を抑える作用、動脈硬化の進展予防に役立つと考えられています。①に比べとり方が不足している傾向があります。

上記のような飽和脂肪酸を多く含む食品をたくさん召し上がる傾向のある方は、それを少し減らし、代わりに不飽和脂肪酸を多く含む食品(特に②のn-3系)をとる頻度を増やして、バランスをとるようにしましょう。

  • 健康管理

カルシウムを補うため、牛乳を飲みたいのですがお腹がゆるくなります。

骨粗しょう症予防として牛乳を飲みたいのですが、コレテステロールも気になります。牛乳以外では何からとるといいですか。

牛乳を飲むとお腹がゆるくなるのは、体質(乳糖不耐症)が関係している場合があります。そのような方は、牛乳よりも乳酸発酵しているヨーグルトやチーズなどの方が、症状がでにくい傾向があります。それでもお腹がゆるくなってしまう場合は、乳製品以外の食品からカルシウムをとりましょう。

カルシウムを多く含む食品例

魚類:しらす、じゃこ、どじょう、あゆ、わかさぎ、いわし、ししゃもなど
海藻類:ひじき、刻みコブ、わかめなど
野菜類:小松菜、ほうれん草、かぶの葉、切り干し大根、モロヘイヤ、ケール、菜花、春菊、チンゲン菜、オクラ、枝豆など
種実類:ごま、アーモンドなど
豆類:いんげんまめ、そらまめ、大豆製品…納豆・豆腐・高野豆腐など
その他、いわしやさけ、あさりなどの缶詰にもカルシウムは多く含まれています。

コレステロール値が高めで、乳製品を積極的にとっていいのか気になる場合には、量を加減するか、上記のような緑黄色野菜や大豆製品などからカルシウムをとることをおすすめします。

カルシウムを多く含む食品を充分にとることは大切ですが、ビタミンDやビタミンKも併せてとると、カルシウムの吸収を助け、骨量増加に役立つといわれています。ビタミンDは魚類やきのこ類、ビタミンKは納豆や緑黄色野菜に多く含まれています。
カルシウムは吸収率が低い栄養素のため、このようにほかの食品と併せると、効率よくとることができます。

骨粗しょう症には、飲酒やカフェイン、塩分や加工食品のとりすぎ、運動不足、急激なダイエットなども関係します。
生活スタイルや食習慣などを振り返り、それらを踏まえて以下のような献立をご参考に、ご自身に合わせたお食事を選ばれてはいかがでしょうか。

◆献立例◆

小松菜としらすのポン酢和え
鮭のムニエル・かぶの葉ときのこのソテー添え
大豆とじゃこの炊き込みご飯(スキムミルク入り)

※参考:食品成分表2015

  • 健康管理

成長期の子どもが身長を伸ばしたいと、牛乳をがぶがぶ飲んでいます。

牛乳以外にどんな食事を心がければよいでしょうか。

一般的に「身長を伸ばす=カルシウムが豊富な牛乳をたくさん飲めばいい」というイメージがありますね。結論からいいますと、牛乳だけでは身長は伸びません。さらに、牛乳を1日1ℓ以上飲むと肥満の心配もあります。「これだけ食べれば(飲めば)大丈夫」といったものはありません。

確かに成長期のお子様にとって牛乳は大切な食品ですが、骨を丈夫にして成長を促すのはカルシウム以外にも、「ビタミンD、ビタミンK」などが挙げられます。
カルシウムは乳製品、小魚、大豆、葉野菜などに多く含まれます。ビタミンDは小魚、きのこ類などに多く、また、日光にあたることによってもつくられます。ビタミンKは納豆や葉野菜などに多く含まれます。これらのうちあまり献立に利用しない食品があるようでしたら、料理のバリエーションに加えてみてはいかがでしょうか。

また、からだの成長には、食事以外の要素も深く関わっています。
例えば、眠っているときに分泌される成長ホルモンによって骨は伸びるので、規則正しい生活をこころがけ、また、太陽のもとで元気よく運動することなども大切です。

  • 健康管理

野菜が嫌いで、食べてくれません(1歳児)。

食べさせるための上手な方法はありますか。

お子さまのためにせっかく作った食事を食べてもらえないのは、とても困ったことですね。なぜ食べてもらえないのか、その理由を探しながら対処法を考えてみましょう。

1.食べない理由を探す

硬すぎる、柔らかすぎる、大きすぎる、小さすぎるなど、形状やサイズ、またパサパサ・もさもさするなど食感や口当たり、におい、色、さらには思い込みによる食べず嫌いなど、さまざまな要因が関係しています。
お子さまによって何が嫌なのかは異なりますので、様子をよく観察し、理由に合わせて対処していきます。

2.調理の工夫

食べ物のサイズや固さをお子さまの咀嚼する機能や好みに合わせて工夫すると、食べなかったものが食べられるようになることもあります。

3.クセのある野菜の対処方法

人参やピーマンなど、香りにクセのある野菜を苦手とするお子さまは少なくありません。どちらもソテーにしたり、マヨネーズなど油を使ったりすると、香りが和らぎます。
このほか独特な香りが気になる野菜は、カレー粉や醤油、みそなどの風味を加えてみるのもおすすめです。
ほうれん草のような葉野菜はアクがあり、えぐみを感じて嫌がることがありますが、水にさらす時間を長めにするとアクが多く抜け、食べやすくなります。

4.かかわり方の工夫

食べず嫌いの場合は「1個だけ食べようね」などの声かけをして、食べたら大いに褒めてあげ、少しずつ自信をつけさせていきます。
野菜に関する絵本や本を親子で楽しみながら読んだり、親が食卓でおいしそうに食べたり、調理に参加させてみて野菜に興味をもたせるのも効果的な場合があります。

5.押してだめなら引いてみて、まただしてみる

食べないからといって全く食卓にださなくなると、食べられるようになる機会を失います。どう工夫してみても頑固に食べない場合はしばらくお休みをして、また再開するのもひとつの方法です。
なんとか食べさせようと無理強いをすると、かえってうまくいかない場合がありますので、お子様の性格も考慮しながら、適した方法をいろいろ試してみてはいかがでしょうか。

  • 健康管理

冷え性で、夏場でも仕事中はひざ掛けが手離せません。

なぜ冷え性になってしまうのでしょうか(40代女性)。

冷え性は、「体温が低い」ということではありません。普通の人なら平気な気温なのに、全身もしくは手足や下半身など、身体の一部が冷えていると感じる状態が冷え性です。

冷え性の原因としては、次のようなものが複合的に組み合わさって、症状が現れると考えられます。

1.寒い外気環境

冬場の寒さや、夏期の長時間にわたるクーラーによる冷え

2.熱の産生不足

ダイエットや病気などによる栄養素と熱源の不足

3.寒暖を感知しにくい皮膚環境

皮膚に密着した衣服

4.体温を調整するホルモン等の不調

更年期や月経周期の乱れ、過度のストレスや自律神経のバランスの乱れ

5.不十分な血流

貧血、低血圧、しめつけのきつい下着やストッキング等の着用などによる血液循環の不良

女性の半数以上が、年間を通じて冷え性に悩んでいるといわれていますが、上記のような原因を考えると、冷え性が女性に多いこともうなずけると思います。

冷え性を改善する対策としては、以下のようなものがあげられます。

  1. (1)必要な熱源と栄養素を摂取できるバランスのよい食事をこころがける
  2. (2)熱を生み出す筋肉を保つための適度な運動をする
  3. (3)保温ができ血流を妨げない快適な衣類を着用する

生活を見直すことにより、冷えにくい身体を作っていきましょう。

  • 健康管理

食後にもデザートが食べたくなり、「甘いものは別腹」といって、ついつい食べ過ぎてしまいます。

私たちの身体には、本当に「別腹」があるのでしょうか。

解剖学的に、人間の胃はひとつで、「別腹」という別の消化器官があるわけではありません。

しかし、どんなにお腹いっぱい食事をしたあとでも、おいしそうなデザートを目にすると、ついつい食べたくなってしまうのには、ちゃんと医学的な理由があります。私たちがおいしそうなものを目にすると、脳にある食欲を司る食欲中枢からオレキシンという物質が放出されます。このオレキシンは、すでに食事でお腹がいっぱいであっても、胃を緩めて小腸に内容物を送りださせます。そして胃に新たなスペースを生じさせるのです。

必ずしも甘いものを食べるための「別腹」があるわけではないですが、食後のデザートを食べるための「別腹スペース」はあるということになります。ちなみに、英語でも、I feel full but still have room for dessert.(=お腹いっぱいだけど、デザートならまだ食べられるよ)という表現があります。「別腹」という考え方は、どこの国も同じなのかもしれません。

「まだ食べられるから食べる」ということでは、当然、食べすぎてしまいます。食後のおいしいデザートをいただくためには、お食事を腹八分目に控えるなどを心がけてください。

  • 健康管理

会社のつきあいでお酒を飲まないといけない機会がありますが、お酒に弱くて困っています。

お酒を飲む前に牛乳を飲むと、悪酔いしにくくなると聞いたことがあります。効果はあるのでしょうか。

お酒を飲む前に牛乳を飲むと、悪酔いしないとか、二日酔いしないということを耳にされたのだと思います。その理屈としては、胃の粘膜に牛乳の膜が張られるから、ということのようです。しかし残念ながら、この説に医学的な根拠はありません。もし仮に、空腹時に牛乳を飲んで一時的に膜のようなものが胃の粘膜にできたとしても、そのあと、お酒や食事をいただくと、結局は胃の中で牛乳の膜も一緒に混ぜられてしまいます。

では、牛乳を飲むことはまったく意味がないのかといえば、そうでもありません。牛乳に含まれる脂肪は、胃の動きを抑え、アルコールの吸収を遅らせる働きがあります。また、牛乳に含まれるたんぱく質は、アルコールの分解を促すことに役立ちます。

ただし、牛乳によるこれらの効能は、ごく限られたものです。お酒をいただくときは空腹時を避け、ご自身に合った適量を守り、食事と一緒に楽しむというのが、悪酔いや二日酔いを予防する何よりの方法です。