目:質問一覧

気になる症状やキーワードのある質問を選択してください。質問を選択しますと下に回答が表示されます。

  • 視力の問題

自然やきれいな景色を見ると視力がよくなると聞きますが、本当ですか。

昔から自然やきれいな景色を見ると視力がよくなるといわれていますが、近視を改善する効果として証明するものがありません。

ただ、自然やきれいな景色を見るときには、自然に遠くを見ますので、毛様体(眼のピントを調整する筋肉)の緊張を和らげる効果は期待できます。また緑を見ることによって精神的にリラックスできる場合もあります。

パソコンやゲーム、スマートフォンなどの普及で、近くを見続けることが多くなりました。近くを見続けると毛様体は常に緊張して縮まっているので、目が疲労してしまいます。
毛様体の過度の緊張は、近視の原因のひとつともなるため、作業の合間や、コーヒーブレイクの時には、意識して遠くを見たり、自然やきれいな景色を眺めたりしてはいかがでしょうか。

  • 視力の問題

勉強をしすぎると目が悪くなるのは本当ですか。

視力が低下する代表的な病気として、近視があげられます。近視になる原因は、環境や遺伝が複雑に関係していると考えられています。勉強をしすぎると目が悪くなる、とは必ずしも限りません。

ただし、毛様体(眼のピントを調整する筋肉)の過度の緊張は、近視の原因のひとつともなっています。そのため、勉強や読書など目を使うときには、目に優しい環境を整えることが大切です。
適切な明るさの照明のもと、目を本に近づけすぎないようにし、さらには、時々遠くを見て目を休ませるなどするとよいでしょう。

小さなお子様の場合、テレビを見るときに目を細めるのは、近視の始まりを知らせるサインです。
ものが見えにくくなった場合は、メガネなどの矯正が必要となることもあります。近視以外の病気が原因で見えにくくなっていることもありますので、検診で指摘されたり、ご自身でも気になったりする場合には、眼科医に相談されることをおすすめいたします。

  • テレビ

テレビをつけると画面にくっつくようにして見てしまいます(1歳児)。

目が悪くなってしまわないかと心配です。何か影響はないのでしょうか。

赤ちゃんの目は発達過程にあり、ぼんやり見えていたものが、だんだん色や形、距離感などがわかるようになり、大人と同程度の視力になるのが、概ね5~8歳頃といわれています。
このように、赤ちゃんの頃は、視力ははっきりとはしていませんが、音や画像がちらちらと動くものに関心を向けます。そのため、どうしてもテレビに近づいて凝視してしまうようです。

テレビによる赤ちゃんの視力への影響については、どの程度なら問題がなく、どの程度から異常となるなど、詳しいことはまだわかっていません。ただし、至近距離でテレビの映像を見ることで、目や脳への刺激、影響は考えられます。明るい部屋で、近づきすぎないようにして見ることが大切です。

テレビやビデオを見せる場合は、赤ちゃんひとりでのテレビをつけ放しは避け、子どもと親の気分転換の時間として、時間を決め、一緒に楽しむようにするとよいのではないでしょうか。

  • コンタクトレンズ

コンタクトレンズを使用しています。

装着したまま、目薬を使用しても問題はないですか?

コンタクトレンズには、大きく分けてハードコンタクトレンズ、ソフトコンタクトレンズ、使い捨てコンタクトレンズがあります。使い捨てコンタクトレンズには、毎日交換が必要な1日使い捨てタイプや、2週間で交換するタイプなどがあります。

ハードコンタクトレンズには、酸素透過性の性質をもったものと、もたないものがあります。酸素透過性の性質をもたないタイプのレンズは、刺激性の強い目薬や懸濁性点眼剤(けんだくせいてんがんざい:液体中に粒子が分散しているタイプ)でなければ、レンズをつけたまま目薬をさすことができます。

2週間交換用コンタクトレンズや、ソフトコンタクトレンズ、酸素透過性の性質をもったハードコンタクトレンズの場合は、レンズを装着したまま、目薬をさすことはおすすめできません。

その理由としては、保存剤や防腐剤が入っている目薬をさすと、レンズの材質が変化したり、目薬の成分がレンズにしみこんで、目に障害をおこす可能性があります。1日使い捨てタイプのレンズであれば、レンズを装着したまま目薬を使用してもこのような問題はありません。

コンタクトレンズの種類と、目薬の成分をよく確認し、レンズをつけたまま目薬をさしてよいのか、それとも、レンズを外して目薬をさした方がよいのかを確認して使用することが大切です。

  • コンタクトレンズ

小学6年生の子どもがコンタクトレンズを使いたいといっています。

近視のため、普段はメガネを使用しています。小学生でコンタクトレンズをつけてもよいのでしょうか。

未成年のコンタクトレンズの使用率は、統計によると、小学生が0.1%前後、中学生が6%前後、高校生が25%前後といわれています。子どもがコンタクトレンズを希望する理由として、スポーツ時に邪魔にならない、メガネが嫌いなどの理由が多く聞かれます。

一般的には、左右の度数の差が大きい場合や、強度の近視の場合は、コンタクトレンズの方が視力矯正に効果的です。また、レンズが曇らず、視野が広く、自然な見え方になるなどの利点があります。
ただし、コンタクトレンズは異物ですので、使用者の6~10人に1人は目のトラブルがおこっているという調査結果もあります。そのため、コンタクトレンズを使用する場合には、定期的に眼科を受診することが必要です。

目のトラブルを防ぐためにも、ルールを守って正しく使用することが大切ですので、自己管理ができる中学生以降での使用をおすすめします。

  • 視力の問題

メガネは常にかけていないと、いけないのでしょうか(7歳児)。

子どもがメガネをかけるのを恥ずかしがって、困っています。

メガネが近視用か、遠視用かで違ってきます。

近視の子どもは、近くはよく見えますので、遠くを見るときにだけメガネをかければよいのです。そのため、自宅で勉強する時や、スポーツをする時には、はずしていても問題ありません。

一方、遠視の場合、目は常にピントを合わせようと水晶体を厚くする努力をしなければならず、日常生活に不自由がなさそうでも、目を過剰に酷使している状態です。常に目が緊張している状態は、目の疲れだけでなく、集中力の低下や、落ち着きの無さにも関係してきます。
そのため、常にメガネを使用することが必要です。

子どものメガネの使用は、目の状態に合わせて適切に使用していくことが、視力を保持していくうえで大切になってきます。必要な場面できちんと使用することで、日々の生活を気持ちよく過ごせるようになるでしょう。
子どもが慣れるまでは、はずしたからといって怒るのではなく、メガネの必要性について説明をして見守っていきましょう。

  • 目の疲れ

疲れ目が気になります。

どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。

疲れ目(眼精疲労)は、目を使う作業を続けることで、眼の痛みや圧迫感、涙がでる、頭痛、肩こり、めまいなどの多様な症状が現れる状態のことです。疲労感が現れても、休息すると症状が緩和して翌日には消失するものは「生理的眼精疲労」として区別されます。

眼精疲労の原因としては、主に次のようなものがあります。

1.目に原因があるもの

遠視・近視・乱視などの屈折異常、斜視、緑内障、ドライアイなど

2.全身に原因があるもの

高血圧、糖尿病、貧血など

3.環境によるもの

紫外線や赤外線、照明などによる光刺激、エアコンの風、VDT作業によるものなど

4.精神的なもの

眼精疲労を訴える方の中には、必要なのに眼鏡を使用していないか、合わない眼鏡を使用していることがしばしばあります。そのため、正しい屈折検査と視力測定、試験眼鏡の装用などをおこない、新たな眼鏡の処方で解決することもあります。

また、最近ではパソコンを使う時間が多い人が増えており、VDT作業に伴う眼精疲労もよくみられます。対処方法としては、パソコンのモニター、キーボードの位置や椅子の高さを調整したり、照明や室温、換気などの配慮をおこなったり、必ず作業の休止時間を設けたりすることが重要とされています。また、ストレッチングやリラクゼーションを取り入れるのも効果的といわれています。

このように、眼精疲労には原因が多彩にありますし、原因によって治療や対応も異なります。何かお心当たりがありますでしょうか。原因がよくわからない場合や、眼精疲労が続くようでしたら、まずは、眼科医にご相談されることをおすすめします。

  • ドライアイ

目が疲れやすく、乾いた感じなど、目に不快感があります。

ドライアイでしょうか?

涙の分泌量が減ったり、目の表面を潤す力が低下した状態をドライアイと呼びます。ドライアイは、疲れ目、乾き目、異物感、かすみ目、まぶしさ、目の痛みなど多彩な症状が現れます。

ドライアイの原因としては、加齢によるもの、長時間のパソコンの使用、エアコンなどによる乾燥、コンタクトレンズの使用などがあげられます。また、そのほかにも、病気が原因となりドライアイを引きおこすものもあります。

「目が乾くだけ」ということで、病院にいくのは大げさと思われる方もいますが、放置することで、角膜に傷ができたり、視力低下を引きおこしたりするおそれがありますので、眼科を受診して詳しく調べることをおすすめします。

眼科では、視力の検査、涙の量や質を調べる検査などをおこなってドライアイかどうかをチェックします。ご自身でできるチェックとしては、「10秒チェック」というものがあります。10秒間、瞬きをせずにいられないようであればドライアイの可能性があります。

治療は症状にあわせた点眼薬や、涙の出口である涙点に栓(涙点プラグ)をする処置などがあります。また、環境の改善(長時間パソコンを使用しない、コンタクトレンズの着用を減らす、加湿器を使用するなど)も大切です。

  • ドライアイ

ドライアイでつらい思いをしています。

ドライアイの治療として、ムチン産生促進点眼薬が開発されたと聞きました。効果は期待できるのでしょうか。

ドライアイの一般的な治療は、症状を抑える点眼薬を使用します。
症状と経過にもよりますが、まずは人工涙液点眼をおこない、改善がない場合ヒアルロン酸を含む点眼薬→ムチン産生促進点眼薬→涙点プラグ→自己血清点眼と段階に応じて治療を選択します。

今回ご質問のムチン産生促進点眼薬について説明します。
この点眼薬は、目の表面から分泌される粘り気のある物質で、涙が目の表面に広がりやすいように働きかける役割があります。
このムチンを人工的に補うことによって、今までの点眼薬で効果が不十分だったケースでも、症状が和らぐ方もでてきました。
しかしながら、ムチンの点眼薬はすべての人に効果があるわけではありません。ムチンが効果的であるかどうかは、細隙灯顕微鏡検査(さいげきとうけんびきょうけんさ)などの検査で、ある程度判断できます。
眼科の主治医にご相談されてみてはいかがでしょうか。

※細隙灯顕微鏡検査(さいげきとうけんびきょうけんさ)
顕微鏡によって帯状の光を眼球に当てて眼球を観察する検査。水晶体や角膜など眼の組織の多くが観察できる。

  • VDT

仕事をしていると目が疲れたり肩がこったりします。

パソコンを長時間使っているせいでしょうか。注意点を教えてください。

パソコンや携帯電話、テレビなどのディスプレイ画面を長時間見ていたり、キーボードやマウスなどを同じ姿勢で長時間使用することによって現れるからだの症状をVDT (Visual Display Terminal)症候群といいます。近年の生活ではVDT作業が著しく増えているため心身への影響が問題となっています。主な症状としては、眼精疲労や痛み、充血などの症状が現れることが多く、瞬きの回数が減ることからドライアイになっていることもあります。目のほかにも、首や肩のこり、頭痛、腰痛、背中や腕、手、指などの痛みや疲れを訴える方もいらっしゃいます。このような症状がストレスとなって、イライラしたり、不安を覚えたりなど、心への影響がでる場合もあります。

厚生労働省より「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」が定められており、主に以下のような内容です。

【作業時間】
  1. 1.一連続作業時間が1時間を越えないようにする
  2. 2.連続作業と連続作業の間に、10~15分の休止時間を設ける
  3. 3.一連続作業時間内において1~2回程度の小休止を設ける
【作業環境】
  1. 1.目とディスプレイの距離を、約40cm以上離すようにする
  2. 2.ディスプレイの上端が眼の高さとほぼ同じか、やや下になる高さにする
  3. 3.ディスプレイの明るさと、周辺の明るさの差はなるべく小さくする
  4. 4.ディスプレイに、直接又は間接的に太陽光や照明などの光が映りこまないようにする
  5. 5.ディスプレイに表示する文字の大きさは、小さすぎないようにする
【作業姿勢】

極端な前傾姿勢やねじれ姿勢を長時間継続させないように、作業時に自然で無理のない姿勢をたもつ。具体的には、

  1. 1.椅子に深く腰をかけて背もたれに背を十分にあてる
  2. 2.足裏全体が床に接する
  3. 3.膝の角度は90度程度にする
  4. 4.机や椅子の高さやディスプレイ、キーボード、マウスの位置を調整する

以上の点に注意しても症状が続く場合は、眼の症状は眼科、肩や腕、腰などの症状は整形外科の受診をおすすめします。

  • 視力の問題

最近、新聞の文字などの、手もとの小さなものが見えにくいです。

老眼でしょうか。対処方法について教えてください(50代)。

私たちは外界の映像を、レンズ(水晶体)を通して網膜で認知しています。その情報が視神経を伝わって脳に届き、物の存在を感じることになります。そのため、光が通過する角膜、水晶体、網膜、視神経、脳のいずれの場所に障害があっても視力低下がおきます。

いわゆる老眼というのは、年齢とともにレンズの弾力が低下してしまい、レンズを膨らませるように働く筋肉が収縮しても、レンズが膨らまず、レンズの屈折力(光を屈折させる力)が増加しないことが原因となります。一般的には、40~50歳くらいから始まり、読書などの近距離作業が不自由になります。

年齢とともに進行する、いわば加齢による変化なので、特効薬的な治療というのは残念ながらありません。目に負担をかけることを避け、目を長時間酷使した後には休憩時間を作るなど、目を休めるようにしましょう。また、目のレンズの力を補うために老眼鏡を使用すると、かなり楽になる場合が多いです。もし、視力の低下が進むようであれば、眼科受診をおすすめします。

  • 視野の問題

目の表面にゴミがついているように見えます。

目の動きに合わせ、ゴミが動くように感じますが、このままにしてよいでしょうか。

このような症状をうかがうと、まず思い浮かべるのが「飛蚊症(ひぶんしょう)」という病気です。これは視野の一部、あるいは広い範囲にわたって、小さな点もしくは線状の、半透明な映像が見えるもので、眼の動きに伴ってゆらゆら動いたり止まったりするのが特徴です。

原因は、加齢による目の変化や、糖尿病などの全身の病気、硝子体や網膜などの目の病気によるものが考えられます。まずは、様子をみていいものか、治療が必要なものかどうかを、医師に診てもらうことが大切です。

突然に症状を自覚したり、悪化したりするような場合、また、視野狭窄を自覚される場合も早めの受診(1~2日以内)がすすめられます。視野狭窄のチェックは、片目のみで、見られる範囲が狭くなっていないかをご確認することできます。

  • 視界の問題

時々視界にキラキラ光ったものや、ギザギザしたものが見えます。

どんな原因が考えられるでしょうか。

視界にキラキラ光ったものや、ギザギザしたものが見える理由として、主に2つのことが考えられます。

1つ目は、光視症と呼ばれるものです。
これは、光が当たっていないのに、稲妻のように光が見えたり、ピカピカ光って見えたりする症状が現れます。原因としては、網膜や視神経に何らかの刺激が加わっていることが考えられます。このような症状が長く続くようなら、網膜剥離や網膜裂孔の前兆の可能性も考えられますので、早めの眼科受診が必要です。

2つ目は、閃輝暗点(せんきあんてん)と呼ばれるものです。
閃輝暗点は、両目の視野の一部に突然、ピカピカと光るギザギザ模様が見える症状で、その後、頭が痛くなることもあります。これは、脳の血管の一時的なけいれんによって血流が減少するためにおこるのではないかといわれています。
閃輝暗点自体は心配な病気ではないのですが、中には、脳の病気が隠れている場合があります。
頭痛を伴う上記のような症状が続く場合には、脳神経外科や神経内科の受診をおすすめします。

  • 目の痛み

右目にものもらいができました。

放っておいても治るのでしょうか。

ものもらいのことを、医学的には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と呼びます。
これは、まぶたの縁にある脂や汗が分泌する腺に細菌が入って感染をおこしたものです。

感染がおこると、まず、まぶたに軽いかゆみを伴います。症状が進むと赤く腫れて痛み、膿がたまります。さらに症状が進むと、膿がたまって腫れたところが自然に破れて膿がでることがあります。
自然に膿がでた場合、それは峠を越したことを意味します。膿がでればしこりを残さず自然に回復に向かいます。
赤みや腫れ、熱を持った症状などが軽くなっている場合には、様子を見るのが一般的です。

症状が悪化したり持続したりする場合は、抗菌薬の点眼、軟膏、内服などの治療をおこないます。膿がたまって腫れが強い状況であれば、切開して膿をだす治療をおこなうこともあります。

なお、似たような病気として、「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」という病気もあります。
正しい診断を受け、病態にあった治療を受けることをおすすめします。

※霰粒腫
まぶたの縁にある脂肪を出すマイボーム腺と言われる部分に、粥状の脂肪が溜まってしこりになる病気

  • 目の問題

結膜下出血と診断されました。

医師から治療の必要はないといわれましたが、違和感があり心配です。

白目の部分が出血により赤く染まる状態を、結膜下出血といいます。
原因ははっきりしないことが多く、思い当たるものがなくても突然に出血することがあります。

この出血がおこると、外見上痛々しいですが、外傷や痛み・見えにくいなどの症状がなければ基本的には治療は必要とせず、自然に血液が吸収されるのを待つことになります。出血量と自覚症状の程度によっては、点眼薬が処方されることがあります。ただし、点眼薬は出血の吸収を早めたり、再出血を予防したりする効果はありません。
多くは1~2週間ほどで、出血量が多い場合は1~2ヶ月くらいかかり自然に吸収されて治りますのでご安心ください。

なお、繰り返しおこる場合、結膜弛緩(結膜がたるんで、しわがよった状態)などが関係していることがありますので、主治医に相談することをおすすめします。

  • けいれん

右目のまぶたが時々、ピクピクとけいれんします。

眼瞼(がんけん)けいれんでしょうか。

まぶたの一部が一時的にピクピクする場合は、線維束収縮といわれるものの可能性が考えられます。これは、一部の神経に炎症などの障害がおき生じるものです。疲れているときにおこりやすいことが知られています。時々繰り返しはしますが、症状は1~2週間程度で落ち着きますので、まず、よく休んで疲れをとることをおすすめします。

一方、眼瞼けいれんの場合でしたら、まぶたが開けにくい状態になります。まぶたを開けたり閉じたりする目の周りの筋肉が、過剰に緊張してしまう状態となり、そのためにまぶたが開けにくくなります。脳の問題や、脳から筋肉までの間で神経が圧迫されることにより生じます。唇にも症状がともなう場合もあります。受診科としては、神経内科がすすめられます。

まぶたの症状が気になる場合や長く続く場合には、病気を特定するために、まずは、眼科への受診をおすすめします。

  • 視力の問題

物がかすんで見え、視力も下がっているようです。

白内障でしょうか。

白内障とは、水晶体(目のレンズ)が混濁して視力が低下する病気のことです。原因としては加齢にともなうものが最も多く、その他には、生まれつきのもの、怪我によるもの、他の目の病気にともなうもの、全身の病気にともなうもの、ステロイドという薬剤の長期使用によるものなどがあります。

水晶体が混濁する率は加齢とともに増加しますが、進行速度は年齢に関係しないといわれています。

白内障の症状は「雲がかかったようにかすんで物がはっきり見えない」で始まり、進行すると、明暗のみがわかる程度にまで視力は低下します。水晶体の混濁部位により、屋外での眩しさを感じたり、近くが見えやすくなる(近視化)現象がおきたり、あるいはものが2重、3重にだぶって見えるなどの症状があります。

治療としては、薬による治療と手術がありますが、なかなか薬だけでは抑えられないことが多いです。手術をするかどうかについては、目の精密検査に加えて、患者さんの生活環境と自覚症状などを総合的に判断して決めることになります。

手術をおこなった場合、合併症としては、炎症や浮腫(むくみ)をおこしたり、後発白内障になったり、光がまぶしく感じるようになったりすることなどがありますが、得られるメリットもかなり大きいと思います。他にこれといった目の病気を伴わない場合は、多くの方が1.0以上の視力が得られることがわかっています。

具体的な診断や治療については、やはり眼科医による診察が必要となりますので、今以上に視力が悪くなる場合には、一度受診されることをおすすめいたします。

  • 視力の問題

白内障による視力低下があります。手術するか迷っています。

白内障をそのまま放置していたら、最終的にはどうなってしまうのでしょうか。

白内障は、目の中のレンズである水晶体という組織が白く濁る病気です。水晶体が濁ってくると物がかすんで見えたり、まぶしく感じたり、見えにくくなったりします。白内障を治療せずに放置していた場合は、水晶体のにごりが徐々に進行し、視力はどんどん悪くなります。

白内障の治療は、目薬や飲み薬があります。このような治療は白内障の進行を遅くする治療ですので、完全に治すことはできません。 白内障が進行した場合は、一般的には、濁った水晶体を手術によって取り除く方法がおこなわれます。

白内障の手術は必ず必要とは限りませんが、ほかに視力低下をもたらす病気がなければ、手術を実施することで視力を回復することが期待できます。 今の視力では不便であり、今よりも視力がよくなることのメリットが手術のリスクより大きい場合に、患者さん自身が希望しておこないます。 また、いつまでにやらなければならないというものでもありません。 患者さん自身が現在の視力でどれだけ不便を感じていて、どれほど強くよくなることを期待するかによって手術のタイミングは決まりますので、白内障の手術をおこなう時期は人によりさまざまです。

最近の白内障手術はきわめて安全になっています。 しかし手術である以上、その安全性は100%ではありません。 手術の必要性や時期については、医師と十分にご相談されることをおすすめします。

  • 視力の問題

白内障の手術後、視力低下があり、後発白内障といわれました。

後発白内障とはなんですか。どのような治療をおこないますか。

白内障は水晶体というカメラのレンズのような働きをする部分が濁ってしまう病気です。

水晶体は水晶体嚢(すいしょうたいのう)という透明な膜に包まれており、白内障の手術ではこの膜に穴を開けて、水晶体の中身を取り出します。その後水晶体嚢の中に人工レンズを入れますが、手術後に水晶体嚢の中に水晶体の細胞が少し残ってしまうことがあります。 この残った細胞が増えて水晶体嚢が濁ってくることを後発白内障といいます。軽い濁りでは見え方に影響しないので治療の必要はありませんが、濁りが強くなると、見え方が悪くなってしまうことがあります。 白内障手術後1年以内に30%の方にみられる、非常に多い手術後の合併症です。

後発白内障は深刻な病態ではなく、レーザーの治療も外来で簡単にできるので、 濁った水晶体嚢をレーザーで切開すれば、ほとんどの方で視力の回復が見込めます。レーザー治療は外来でおこなうことができ、痛みもありません。

  • 目の問題

健康診断で緑内障の疑いがあるといわれました。

緑内障とはどのような病気でしょうか(50代)。

緑内障は、健診などによって見つかりやすい病気であり、中高年の代表的な目の病気の一つです。
緑内障になる方の傾向としては、

  1. 1.強度の近視または遠視
  2. 2.家族に緑内障の方がいる
  3. 3.糖尿病にかかっている

などがあげられます。

緑内障では、房水(目の中を循環する液体)の産生と排出のバランスが崩れてしまうことで、眼圧が上がります。眼圧が上がることで、その圧力により視神経が影響をうけ、視力や視野(見える範囲)に異常がおきてしまいます。ただし、正常な眼圧であっても視野に異常がみられる場合があり、これは正常眼圧緑内障といいます。

早期に治療を開始して、眼圧がその方個人の正常域にコントロールされると、緑内障の症状は停止して、多くの場合それ以上の悪化を防止することができるといわれています。しかし、緑内障の中には加齢とともにゆっくりと視神経の障害が進行するタイプのものもありますので、定期的な受診が大切です。治療方法は、緑内障の病状にあわせて、点眼薬やレーザー治療、手術療法などが選択されます。

まずは、眼科を受診して、詳しい検査を受けられることをおすすめします。

  • 目の問題

翼状片(よくじょうへん)と診断されました。

どのようなタイミングで手術すればよいのでしょうか。

翼状片とは、結膜(白目の表面を覆っている半透明の膜)の組織が、黒目の方向に伸びてくる病気です。自覚症状としては、異物感や充血などがあります。翼状片が黒目の表面まで伸びてくると、乱視が発生して見えにくくなったり、視力に影響したりすることがあります。
原因は紫外線などが関係しているのではないかといわれていますが、まだはっきりとはわかっていません。

症状がなければ積極的な治療は必ずしも必要ではありません。異物感や充血などを抑えるために、点眼薬を用いることがあります。

手術のタイミングについてですが、ご自身の見た目が気になる場合や、自覚症状が気になる場合などで、手術の時期を判断することもあります。
ただし、翼状片が黒目の表面の中央部付近にまで伸びてしまってから手術をした場合には、視力低下が多少残ることがあります

ゆっくり進行していく病気なので、定期的に眼科に受診することが大切です。手術のタイミングについては、主治医とよく相談されることをおすすめします。

  • 目の問題

子どもの目が真ん中に寄っているように見えます(3ヶ月児)。

斜視でしょうか。

通常、物を見るときには、左右の目の視線が同じ方向に向かいます。斜視の場合、片目の視線は正しい方向に向かい、もう一方の目の視線がはずれている状態になります。視線のずれる方向によって、内斜視・外斜視・上斜視・下斜視があります。

目の機能は3歳までに急速に発達し、8~10歳くらいで大人と同じ機能になります。
目が発達する3歳までの時期の斜視を放置すると、斜視のない一方の目だけで物を見て、斜視のある目を使わなくなって機能が発達しないため、弱視になることがあります。そのため、斜視であれば1日でも早い治療が弱視を予防することにつながります。

一方、生まれたばかりの新生児は鼻の根元が低くて広いために、黒目が内側に寄って内斜視のようにみえることがあります。これは本当の斜視ではなく、見かけ上のものであり、偽斜視といいます。鼻筋を指でつまむと黒目が目の中心にあることが確認できれば偽斜視です。成長して顔立ちが立体的になると目立たなくなります。

もし、目が寄っているように見えるようでしたら、まずはお近くの小児科にご相談いただき、小児眼科の専門医を紹介してもらうとよいでしょう。

  • アレルギー

今年初めて花粉症と診断を受けました。

2月頃から、目のかゆみや、くしゃみ、透明な鼻水、鼻づまりの症状が現れました。家庭でできる工夫はありますか?

ある物質に対して、体が過敏な拒否反応を示すことをアレルギーといい、その中でもスギなどの花粉によって引きおこされる症状を花粉症といいます。 花粉症の症状を軽くするためには、薬での治療のほかに、花粉が体に入ってこないようにする工夫が必要です。

花粉症の主な対処法を以下にお知らせします。

1. マスク

花粉の飛散量が多いときには、吸い込む花粉を減らし、鼻の症状を軽くする効果が期待できます。顔に密着するタイプのマスクを選ぶとよいでしょう。

2. メガネ

花粉の飛散量が多いときには、目に入る花粉を減らせます。

3.うがいや洗顔、シャワーを浴びる

花粉が付きやすいのは表面に出ている頭と顔です。外から帰ってきたら洗顔をしたり、シャワーを浴びたりして、花粉を洗い流すとよいでしょう。また、うがいにより、のどに流れた花粉を取り除くことができます。

4.衣服の工夫

外から室内に入る前に衣服に付着した花粉を払いましょう。 表面がすべすべした綿やポリエステルなどの化学繊維は、花粉が付着しにくく、衣服に付着した花粉を吸い込む量を減らすことが期待できます。また、帽子をかぶることで花粉が頭に付着することを防げます。

5.部屋の環境

こまめに掃除をして、床に落ちた花粉を取り除きましょう。 部屋を加湿するのも効果的です。 洗濯物は室内に干し、もし外に干すなら、軽くはたいて花粉を部屋に入れないようにしましょう。布団を外に干した場合には、取り込んだあと、布団に掃除機をかけると、布団の表面についた花粉を取り除くことができます。

このような工夫とあわせて、食生活や生活習慣を見直し、免疫力をアップさせることも有効です。

家庭での工夫をおこなっても、症状が強いときは無理せずに、耳鼻科や眼科、アレルギー科を受診することをおすすめします。 治療としては、薬物治療(内服薬・点眼薬・点鼻薬など)や、レーザー治療などがおこなわれます。最近では、アレルギーをおこす物質に少しずつ体を慣らす減感作療法も注目されています。

  • アレルギー

新居に引越ししましたが、目やのどの痛みや頭痛が続いています。

シックハウス症候群でしょうか。

シックハウス症候群は化学物質過敏症の1つです。化学物質過敏症とは、微量の薬物や化学物質の摂取によって引きおこされる健康被害をいいます。薬物や化学物質に対する許容量を一定以上超えると引きおこされると考えられていますが、その症状や程度には個人差が大きいことが特徴です。

シックハウス症候群は、疲れやすい・めまい・頭痛・眠気・湿疹・目やのどの痛みなどのように、自律神経系・呼吸器系・神経系・皮膚など多彩な症状を伴う症候群です。通常は新築もしくはリフォームした住宅に入居してから2~3ヶ月以内に発症します。

シックハウス症候群については、いまだ明確な診断基準はありません。住宅の高気密化や化学物質による空気汚染、カビやダニなどの関連が指摘されています。問診によって症状と環境変化の関連性を明らかにし、実際に室内環境の測定をおこなって因果関係を判断するしかありません。

症状が続くようでしたら、アレルギー科や内科にてご相談されることをおすすめします。